・成分 精液は 『精子』と『精漿液(精嚢腺液+前立腺液+尿道球腺液)』 から成り立っています。 ※精嚢腺液=せいのうせんえき 前立腺液=ぜんりつせんえき 尿道球腺液=にょうどうきゅうせんえき ※尿道球腺液とは、カウパー氏腺液のことです。
割合は、以下の通りです。
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精子1%未満 前立腺液33% 精嚢腺液66% 尿道球腺液1%未満 |
・色 精液は通常、乳白色で若干の薄黄色をしています。 この黄色みの正体は、 精液の3分の2を占める(透明だが、うっすらと黄色い)『精嚢腺液』です。 長期間射精しないで精子を溜めておくと、普段より黄色くなることがあるそうですよ。
Q.1 |
赤い場合は……? |
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長い期間、赤いモノが出るなら、前立腺・精嚢の炎症の 可能性があります。 泌尿器科へGo!です。 |
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Q.2 |
透明なのは……? |
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先程説明しての通り、精液は混合物になります。 よく混ざり合わないうちに放出されると、 透明な部分と白い部分に分離して出てきます。 別におかしなことじゃないので、深刻にならないでくださいね。
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・におい よく精液の匂いを、イカの匂いや、栗の花の匂いと表現されますが、 匂いの正体は、精液の8割を占める前立腺液に含まれる『スペルミン』です。
正確に説明すると、前立腺液中の結晶物質であるポリアミンの種族、 スペルミンが前立腺で分泌、放出後に 酸化されて生成されたアルデヒドによるものです。
つまり、酸化しなければ、精液の匂いはしないわけですよ。
・粘性 最初はネバネバとしていますが、時間が経過するとサラサラへと変化します。 なぜ、最初のうちはネバネバしているかと言うと、 女性の膣内から安易に漏れ出るのを防ぐためである。 そして、十分に中に入ったら 今度は精子が運動しやすいように、サラサラになると考えられています。 ちなみにこのネバネバ成分は、精子そのものではなく『精漿』によるものです。
・味 健康状態や食生活によって、味は大きく変化すると言われます。 精液はアルカリ性なので『苦い』と言われたり、 『果糖』を多く含むので『甘い』とされたり……。 小麦粉を水に溶かしたような口触りのよくない味のような気もします。 『しょっぱい』なんて話も聞きます。
・量 1回の射精で、『2ml〜6ml』と言われています。 ちなみに精子の熟成の全行程には『約74日間』必要です。
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